竹中平蔵氏は暗殺されるのだろうのか?

金

はじめに

インターネット上で「竹中平蔵 暗殺」というキーワードが一定回数検索されているようです。
今は規制されているようですが、かつて検索エンジンの関連キーワードで出てきていました。
(住所を調べていると思われる検索はまだ見られます。)
また、ツイッターを検索しても、暗殺を望むつぶやきが散見されます。
理由は暗殺されることを望んでいる人が多いか、暗殺することを考えている人が一定数いるということでしょう。

竹中平蔵氏を暗殺したい人たちの論理

竹中平蔵氏を暗殺を望んでいる人たちは何故それを望むのでしょうか?
暗殺というのは過激な手段であり、よほど激しい憎悪、憤怒がなければ湧いてこない考えです。

インターネット上での書き込みをまとめると次のようなものになるでしょう。

・2000年代の「改革」の中心に竹中平蔵氏の存在があった。

・それらの改革は、非正規雇用の拡大に象徴されるように、一般国民を貧困化させている。

・一般国民を貧困化させる半面、経団連などの上級国民集団を富ませている。

・そもそも外資系に日本の財産を売り渡すためのアメリカの代理人ではないか?

・正社員の廃止、外国人の移民拡大も訴えていて、移民拡大は実現しつつある。

・移民拡大も賃金低下を招く。

・パソナという派遣会社の会長でありながら、「国家戦略特区諮問会議」の委員を務めている。家事支援外国人受入事業では、大手人材派遣会社のパソナが事業者として認定された。利益相反ではないか?

・竹中平蔵氏の主張する改革をいくらやっても日本の経済は成長していない。1995年~2010年の15年間におけるドルベースの1人当りGDPの成長を見ると、日本が1.02倍であるのに対して、 イギリスは1.8倍、アメリカは1.7倍、フランスは1.5倍、ドイツは1.3倍である。改革とは成長のためではなく、上級国民や外資を富ませるためのものではないのか?

・自分の利益のために国を売っている「売国奴」である。

これらのどこまで真実性があるか分かりませんが、「火のないところに煙は立たない」という言葉があります。
日本の現状に大きな影響を及ぼしているのは確実でしょう。

竹中平蔵氏は暗殺されるのだろうのか?

結論から言って、竹中平蔵氏が暗殺される可能性は低いと言わざるを得ません。
竹中平蔵氏が表舞台に登場してから、20年以上たちますが、そもそも未遂事件すら起こっていないのです。

戦前なら右翼に間違いなく暗殺されていたと思いますが、戦後日本人の意識は変わりました。
国民が政府に従順であることは戦前もそうですが、右翼や左翼の中には自分を犠牲にして社会正義を実現するという意識を持った人がいました。
しかし、今はそれも希薄となっています。
暴力への嫌悪感も強くあります。
一部の右翼に至っては、TPP、水道民営化、移民受け入れを拡大する安倍政権を称賛する始末です。
安倍晋三氏は「竹中先生は愛国者」だと断言しているのです。
社会正義のための直接行動を正しいと考える人達がいない以上暗殺など起こりえません。
せいぜい社会への不満がある人による、彼らの不幸の根本原因である上級国民ではなく、幸せそうな通行人を襲う犯罪が起こるくらいでしょう。

※2019年1月に東洋大学の学生が竹中平蔵氏をビラや立て看板で批判したら、大学当局から退学の脅しを受けたという報道がされた後、この記事へのアクセスが急増しました。
竹中平蔵氏の暗殺を望んでいる人たちが潜在的に多くいることを改めて実感しました。

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